NESLOG - ネスログ -: 2016

2016年4月17日日曜日

Warm Blue Kurumeに参加した話

どうも。
すっかりご無沙汰なこのブログ。
放置しすぎなので一新して新しいもの作るかなぁとも
考えたけど発信したいことがそんなにないのよね。


でもこれはちょっと書いておきたい。

去る4月2日に久留米で行われた
Warm Blue KurumeっていうイベントでDJしてきました。

どんなイベントかっていうと
4月2日~8日が世界自閉症啓発デーということで
自閉症を広く理解してもらおうという取り組みです。



正直自閉症に関して詳しく知ってるわけでもないけど
先輩であるDJ G-YANくんに
「親子連れを楽しませてほしい」という
オファーを頂いたので快諾しました。

というのもここ数年、クラブではなく
幼稚園や施設でクラブの客層以外を相手に
DJやってみたいなぁと漠然と思ってたのです。
かと言ってそのために何かアクションを起こしていたわけでもないんですが…
何の因果かお声掛け頂いたのは嬉しかったです。



という経緯でオファー頂いたのでイベントに真摯に臨むべく
自閉症について調べようかとも思ったんですが
何かそれも違う気がして。

というのも俺自身が過去に障害者の人に対して
特別な意識を持ったことがないんですね。
意識を持ったことないと言うと少し語弊があるな。

あのー小学校から高校まで同級生に障害を持った人はいたんです。
それは知的障害者だったり聴覚障害者だったり。
でも特別意識しないというか、普通に接していたし
今思えばひとつの「個性」として捉えていたような。
うまく言えないんですけど。
むしろ泣かされたりしてたしw

なので自閉症について調べるということは
俺にとってはそれを特別扱いするというか
変な感覚でして。
すいません、この考え不謹慎に捉えられるかもしれませんね。


まぁそんなこんなで自分なりに考えて、講演するわけでもないし
「DJ」としてオファーもらったので
目の前の人達楽しませるしかできないなとある意味開き直ったので
それに尽力しようと。

その為に自閉症の人と関わりのある友人に
どんな曲が好きかな?などという相談はしましたが。
なんとか踊らせてやるぞという気持ちはあったのでこの辺はDJとしてリサーチをw

これがすごい助かりました。
俺にはない観点からアドバイスもらったので本当に感謝です。
このアドバイスもらってなかったら大コケしてたと思う。


そんでまぁ当日ですが。
いざ出番になってDJはじめましたが
やっぱりなかなか難しいわけですよ…。
まぁそりゃそうなんですけどね。

そもそも障害とか関係なく人の心開くのなんて時間かかるわけですし。
(俺なんてめったに開かないし)

それでもめげずにDJしてたら一人の障害を持った子がステージに…
そして踊り始めたんですよ。
それも恐る恐るじゃなくて「イエーーーイ!」みたいな感じ。

それをきっかけに他の子もステージに上がってきて…




\ パ ー テ ィ の は じ ま り だ /

ってな具合でちょっとびっくりするような光景になりました。
もっと盛り上がってる場面あったんだけど残念ながら写真なし!
(知り合い多いいつものクラブでもないし写真掲載の許可取ってないので
モザイク入れたら余計変な感じになってしまった…)


いや、これねホントすごかったんですよ。
もちろん障害のない子もいたんですがみんな入り混じって
各々が好きに踊ってたんですよ。
その自由度たるや!!

「楽しい!」を全身を使って表現してるんですよ。

その場にいた障害持ってる子全員が全員自閉症っていうわけでは
ないと思うしそこは分からないけど
さっきまで椅子で大人しく座ってたのを見てた子とかもいて。

そういう子達が本当に楽しんでる姿見て俺泣きそうになりました。
今日DJできてよかったなぁって。

で、何がよかったかってその子らの親御さん達が
ステージ下で楽しそうにその光景見てるんですよ。
これ、個人的にすごいやばかった。


先述した「障害を持ってる人に特別意識を持ったことがない」ってのは
俺の家族にそういう人がいない。
っていう、言ってしまえば何の責任もない立場だから言えるんです。

親御さんたちは俺の想像もつかない思いや体験をしているだろうし
やっぱり今の俺としてはどうしても100%そこに
寄り添うことはできないわけです。
できるのかもしれないけどやっぱり違うと思う。
(周りが理解あってそういう思いをしていない人もいるかもしれない。
そう思うこと自体が偏見なのかもしれないけど。)


でもその親御さんたちが本当に楽しそうに、嬉しそうに
ステージの我が子を見ているのは
うおおおおおお!よかったああああああああ!!
ってなりました。

ニュースで見る子供を殺める親っていうのは
全部ウソなんじゃないか?
そんな事件ほんとはないんじゃないか?
だってここにはこんなに暖かくて愛情こもった目で我が子を見る親しかいないよ!!
って思ってしまうほどの最高の空間でした。

PAやってたおっちゃんにも「すごいですね!」って声かけてもらえたし
自分で言うのもなんだけどいい働きができたんじゃないかなと。

それ以上に自分にとっていい経験になりました。


イベント終盤、ステージで踊ってくれてた子達が
帰る前に俺のとこに寄ってきてくれて
「ありがとー!楽しかったー!またあそぼーー!!」って
言ってくれた時、今まで10年DJやってて一番嬉しかった瞬間かもしれない。


という最高の最高の経験をさせてもらえましたっていうお話しでした。
オファーくれたG-YANくん、本当にありがとうございました。



そしてもう一つ発見したことは
アイアイはいつの時代もクラシックなんだということでした。



なんかキャラじゃないこと書いてしまったけど
俺、こどもめちゃくちゃ好きですよ。


おしまい。